今夏はクアラルンプールに丸3日間滞在して、あちこち郊外まで足を伸ばすことができました。ブルーモスクに続き、ピンクモスクにも行ってきましたので、ご紹介したいと思います。
訪れた時間にもよるのかもしれませんが、ブルーモスクは静かで神聖な感じ。ピンクモスクは新しく華やかな装飾が印象的でした。どちらも「行ってよかった~」と思いましたが、雰囲気は全く違いました。
ピンクモスクとは?どういう所にあるの?
ピンクモスクの正式名称はMasjid Putra。2010年に設立されました。プラトジャヤという新しい街にあり、行政機関全体をクアラルンプールから移行してできた街です。既にかなり完成された街ですが、行政機関らしき大きな建物を建造中のエリアも多かったです。
ピンクモスクがあるのはド真ん中で、国会議事堂のとなり。現地の方にとっては神聖な祈りの場ですが、旅行者目線でみると素敵でかわいらしい建物でもあり、ちょっとディズニーシーのアラジンのエリアに似ているな…と思ってしまいました。よって大変フォトジェニックであり、早朝と夜のライトアップ時にはカメラマンが集まるそうです。
入場見学できる時間は?
土曜~木曜 9:00-13:30/14:00-16:00/17:30-18:00
金曜 15:00-16:00/17:30-18:00
イスラム教以外の見学者は上記の時間のみ、内部を見学できます。
クアラルンプール中心からのアクセス方法は?
クアラルンプールの中心の駅、KL Sental駅から1時間もあれば到着できます。
KL Sentral駅からKLIA Transitに乗車
Putrajaya&Cyberjaya駅で下車
Putrajaya Centralからタクシーorバス
…が基本的なアクセス方法となります。
KLIA Transitで25分
まず、KL Sental駅から「KLIA Trasit」に乗車します。上の画像の左側、ピンク色の看板のところが乗り場です。空港にノンストップで直行する「KLIA Express」の各駅停車線です。…が、KLIA ExpressとTransitは乗り場が離れていますので、注意して下さい。なお、プラットフォームに下る階段の脇には比較的きれいなトイレがあります。
運賃は14RM(440円くらい)。自動券売機はクレジットカード専用です。現金の場合は有人窓口で運賃を払い、カードのような切符をもらってください。約30分に1本しか運行していないのですが、車内は快適でした。車窓から景色を眺めながら25分でPutrajaya&Cyberjaya駅に到着です。
駅からはタクシーが無難です
バスは遠回りと聞いていたので(駅から30分以上かかるとか…)私たちはタクシーで向かいました。
駅改札を出て左に曲がると、こんな感じで通路が延びています。
ここを突き当たりまで進んでいくと…
こんな表示があります。右の階段を下るとタクシー乗り場です。左にも出口があり、階段を下るとバスターミナルです。
日本で事前にアクセス方法を調べていたとき、「Putrajaya&Cyberjaya駅で電車を降りて、Putarajaya Centralからバスかタクシー」と書いてあるのを見て「???」と思っていました。Putrajaya&Cyberjaya駅からPutarajaya Centralはどうやって行くんだろ?と…。
行ってみると何のことはない、Putrajaya&Cyberjaya駅とPutarajaya Centralはくっついています。Putrajaya&Cyberjaya駅はKLIA Transitの駅名、とPutarajaya Centralは地名でありバス・タクシー乗り場を指しています。
タクシー乗り場でチケットを買います
タクシー乗り場には沢山のタクシーが止まっていました。タクシーチケット売り場で「ピンクモスクまで」と言うと何故か、2RMのチケットを買うことに。どうやら、タクシーにのるためのお通しというかチャージというか…そんなもんらしいです。(空港でタクシーチケットを購入したときは、目的地までの料金をチケット売り場でお支払いしたのに…わからないもんです)
運転手さんにそのチケットの半券を渡し、メーターが作動しているのを確認して、ピンクモスクに向かってもらいます(クアラルンプールはメータータクシーと料金交渉制タクシーが混在しているのでご注意下さい)。街中はとてもきれいで、遠くからもピンクモスクがみえて、ワクワクしてきました。
10分ちょっとで到着。運転手さんへのお支払いは10RMでした。
新都市での存在感は抜群 ピンクモスクに到着
ピンクモスクの周りは広場になっていて、観光バスが沢山押し寄せていました。私たちは11時ごろに到着したのですが、中国人らしき団体観光客が9割を占めていたような…。
ローブを借りれば、中は自由に見学できます
まずはゲート近くでローブを借ります。男性でもローブの着用をを求められます。フードもきっちりかぶり、前のマジックテープを完全に閉めないと係の方に注意されます。ブルーモスクはガイドさんの案内がないと中に入場できませんが、ピンクモスクは自由に見学できます。
印象は「新しく、明るく、かわいらしい」もちろん宗教施設なので神聖さもひしひし伝わってきますが、日本人の女の子が好みそうなデザインと雰囲気だなと思いました。
フードコートやお土産売り場もあります
ピンクモスク入り口の手前に湖に面した広場のようなところがあり、下りエスカレーターがあります。そこを下るとお土産売り場やフードコートがあります。ナシ・レマなどマレーシアらしい料理も揃っていました。ブルーモスクの周辺はお店はほぼなかったので、雰囲気の違いはここでも感じました。
なお、フードコートの端には無料のトイレもあります。
帰りは徒歩で駅まで!余裕で歩けました
モスク内の見学を終えて、周辺エリアの国会議事堂をみたりしてすごしました。他にもイスラム風の建物が立ち並び、他の東南アジア諸国の政治の中心街ととだいぶ雰囲気が違います。
さて、帰ろうか…だだっ広い駐車場にたくさんの車が行き来しているのですが、タクシーが全くつかまらない…。ここから駅にもどるには、タクシー配車アプリのUberを使うのが最善策かと思います。マレーシアはUberが当たり前のように使われています。
なんとなく、駅まで歩いたらどんな感じだろう…?とgoogle mapのナビで調べたら…徒歩42分。たいしたことないな、と思い歩くことにしました。
知らない道、特に海外の道を歩くときに一番困るのが距離でも暑さでもなく「歩道が無いこと」。しかし、この地域は大丈夫です。最初から最後まで、大変歩きやすい歩道が続いていました。
しかも、経路がわかりやすいです。ピンクモスクから、湖を渡る橋が見えますので、そこを目指し、そこからずっとまっすぐ進むとPutrajya Centralです。
まずはピンクモスクを背に歩いていきます。道は一本しかないので迷うことは無いと思います。左手にこんな建物を見つつ…
大きな交差点に当たりますので、ここの横断歩道を渡って右方面に。整備された道ばかりですので、多少ズレても大きく迷うことはありません。
しばらく進むと橋が見えます。
右手が広~い歩道。気持ちが良いです。しかもここから右方面を見渡すと…
こんな感じです。ここはピンクモスクがいちばんきれいに見える撮影スポットです!団体さんを乗せた観光バスがここで一時停車していました。
さて、橋を渡り終えてもひたすらまっすぐ…。途中大通りを横断しますが、信号があるので大丈夫です(一部歩行者用ボタンが作動しないところもありましたが…)
さらに進むと、こんな感じの特徴的な建物がみえますので、そこを赤い矢印方面い進んでください。(地図上ではまっすぐ、です)歩行者用信号があります。
あとは、この特徴的な建物(警察機関のようです)を右手にみながらまっすぐ進むと丁字路に突き当たりますそこを左に曲がるとPutrayjaya Central、Putrajaya&Cyberjaya駅の裏手に到着します。(すみません…丁字路の写真を撮り忘れましたが、車用看板があります)。
駅の裏手はこんな感じです。
私は歩くの大好き!なため、疲れもなく、40分かからずに到着しました。平坦で歩きやすい道なので、タクシーがつかまらない場合は、歩くのもテです。
駅からは来た経路と同様、KLIA TransitでKL Sentralに戻りました。次の電車が30分後だったので、Putrajaya&Cyberjaya駅構内をフラフラしていましたが、大きめのコンビになどもありけっこう楽しめました。
改札に入場する前のエリアには、きれい目なトイレもあります。
さいごに
思いのほか簡単にアクセスできました。帰りは駅までまさかの徒歩でしが、(しつこいようですが)平坦かつ歩きやすい「歩いたほうが楽しい」とすら思いました。
空港にも近く立ち寄りやすいので、日本では堪能できないような異世界を是非味わってきてください!
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