今年の夏はクアラルンプールを旅してきました。色々と旅情報を書いていきたいと思いますが、旅の初っ端から、私はやらかしてしまいました…。
スーツケースを羽田空港に事前に宅急便で送っておいたのですが…スーツケースの鍵を忘れて家を出てしまったのです…。気づいたのは、羽田空港でスーツケースを受け取ったとき…。旅の始まりから絶望の谷に突き落とされました(自分のせいなのですが)。というわけで、そのときの強引な対処法を備忘録がてら記しておきます!
Contents
宅配便のカウンターでは何も対処してもらえません
羽田空港でスーツケースを受け取った瞬間、鍵を忘れてきたことに気づきました。動揺しつつ、とりあえず、荷物を受け取った「ANA手荷物宅配カウンター」で何か対処する方法はないか聞いてみました。
私:す…すみません、鍵を忘れてきてしまったのですが…鍵を壊してもいいので、何か こちらで対処とか…できますでしょうか?
係の方:申し訳ありません、こちらではできません…。もしかしたら、ABCのカウンターで何か対応してもらえるかもしれませんので、行ってみてもらえますか。
私:はい…ありがとうございます。
引き続き動揺しつつ、反対サイドにある「JAL ABC宅配カウンター」へ。
私:すみません、鍵を忘れて~云々。ANAの宅配カウンターで、こちらで何か対処して頂けるかもしれないと聞いてきたのですが…
係の方:何も出来ません(瞬殺)
…確かに、人のスーツケースを色々いじったりすると責任問題ですもんね…わかります。わかりますが、無愛想な男性係員に冷たくあしらわれてしまい、かなり凹みました…。
インフォメーションのお姉さまは具体的な方法を教えてくれました
軽く泣きそうになりながら、出発ロビーのインフォメーションカウンターにトボトボと向かい、係のお姉さまに「スーツケースの鍵を忘れてしまったんですが…」と言うと、対処の選択肢をスラスラと答えてくださいました。
お姉さま:「選択肢は2つあります。もし出発までお時間がありましたら、蒲田に鍵の110番がありますので、そこから技術者に出張してもらって開けてもらう方法。もうひとつは、1階のインフォメーション室に行って工具を借り、ご自身で鍵を壊す、という方法です。どちらにしましょうか?」
…まだ問題は解決していませんが、この完璧かつ具体的なご提案に少し心が落ち着いてきました。お姉さまの気遣いのこもった笑顔にもちょっと救われた…(そんなに動揺してたのか)ひとまず感謝でした。
どちらの方法にするか迷いましたが、出発までタップリ時間があるわけではなかったので、自分で壊すことにしました。1階のインフォーメーション室に向かいます。
工具を借りて、自分でこじ開ける!
インフォメーション室に着くと、先ほどのお姉さまが事情を伝えてくださっていたようで、こちら↓1階の係の方が既に工具箱を手に待っていてくださいました。
鍵など壊したことのない私…ちょっと知識があれば、チョイと鍵穴をいじくって開きそうな感じもしますが、もう、この場面では力づくで何とかするしかありません!
マイナスドライバーを借りて、鍵穴をガンガン!やみくもに!壊していきます!!
なお、係の方はただ見守ることしかできません。鍵を壊す方法も教えてくれません。工具を貸してくださるだけです。こちらでも、後々責任問題になるのを避けるために、どうしても口出し、手出しはできないようになっているのでしょう。でもとても感じのよい方で心配そうに見守ってくださり、気持ち的にとてもありがたかったです。
15分ほど格闘して、ついに2つの鍵を破壊完了!
旅先で鍵を壊してもよかったのですが、工具がすぐに貸してもらえない可能性大ですし、機内で不安なまますごすのがいやだったので、この時点で破壊しました。
あまり高級すぎるスーツケースだったら、もしかしたら堅牢すぎて開かなかったかもしれません。軽さだけを重視して選んだスーツケースで本当によかった…。
ガムテープでグルグル巻きにして旅立ちましたが、成田空港には鍵の業者さんが常駐しているようで、このような強引なことをしなくても済むようなのですが、羽田の場合、しかもたっぷり時間がない場合は、工具を借りて、破壊する!という方法しかありませんでした。
(なお、あとで調べたところ、「鍵穴に入る工具を差込み、解錠の方向に強引に回す」というのが強引な解錠法としていちばん有効なようです)
高級なスーツケースではないけれど、自分なりの基準で選んだ愛着のあるスーツケース(サンコー鞄 SUPER LIGHT MgEX)なので無残な姿に心が痛みます…
※後日メーカーに修理について問い合わせたところ、錠前の交換は可能だがフレームは調整のみで交換はできない、ということで新しいものを買い換えることにしました(涙)
ガムテープグルグル巻きという不恰好な状態での旅立ちとなりましたが、皆様のお陰で予定通り出発することができました。出発フロアのインフォメーションカウンター、1階のインフォメーション室のお姉さま方には感謝申し上げます!!
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