2016年にJGC加入を目指し”1年間に50回搭乗”をすべく「修行」をしました。
(JGCとは何ぞや?という方はこちらをご参照ください↓)
修行するぞ!修行するぞ!!と意気込んでいたものの、仕事やら親の介護やら色々な事情でキャンセルが続き、計画通りに進まず…。ついに11月になってしまいました。(年末までに条件をクリアできなければ、翌年には実績がゼロに戻ってしまい、努力が水の泡となります)
焦った私は一日で詰め込むだけ詰め込める路線はどこだ?!と探しました。そして最適な路線を発見。なんと、11月は那覇=久米島が先得で3900円~という激安価格で発売しているではありませんか!すべての便がこの運賃というわけでなく、実際は3900~5300円という価格帯なのですが、利用価値大!ということでルートを組みました。
- 羽田06:20→那覇09:05 JAL901 ¥12,490
- 那覇10:20→久米島10:55 RAC875 ¥5,300
- 久米島11:20→那覇11:50 RAC876 ¥5,300
- 那覇12:55→久米島13:30 JTA211 ¥5,300
- 久米島14:10→那覇14:45 JTA212 ¥3,900
- 那覇15:10→久米島15:45 RAC879 ¥5,300
- 久米島16:10→那覇16:45 RAC880 ¥5,300
- 那覇17:30→久米島18:05 RAC881 ¥5,300
- 久米島19:10→那覇19:45 RAC884 ¥3,900
- 那覇20:50→羽田23:00 JAL922 ¥12490
以上早朝から夜中まで、1日10フライト。金額は合計64,580円、1フライトあたり6,458円とまずまずです。日帰りなので宿泊費なし、というメリットを考慮するとかなりお得な修行路線と言えます。
この1日10フライトをこなすということは、どういうことか?!アラフォーおばさんが体を張ったリポートをお届けします。(って、飛行機に乗っていただけなんですが)
- 自宅から羽田のP1駐車場へ
- 空港カウンターへ
- ラウンジクーポンでサクララウンジへ
- 1フライト目 羽田06:20→那覇09:05 JAL901
- 2フライト目 那覇10:20→久米島10:55 RAC875
- 3フライト目 久米島11:20→那覇11:50 RAC876
- 4フライト目 那覇12:55→久米島13:30 JTA211
- 5フライト目 久米島14:10→那覇14:45 JTA212
- 6フライト目 那覇15:10→久米島15:45 RAC879
- 7フライト目 久米島16:10→那覇16:45 RAC880
- 8フライト目 那覇17:30→久米島18:05 RAC881
- 9フライト目 久米島19:10→那覇19:45 RAC884
- 10フライト目 那覇20:50→羽田23:00 JAL922
- 1日10フライトを終えて…オススメできる?!
自宅から羽田のP1駐車場へ
この日の関東地方の早朝はよりによって雪予報でした。自家用車で羽田に向かうことにしていましたが、路面が心配なので気合を入れて、雪が降り出す前に空港に向かいました。夜2時半に家を出て、3時すぎ羽田空港P1駐車場着。羽毛布団と枕を持ち込んだので、仮眠しますzzz…この時点から修行感がプンプンしますね。
空港カウンターへ
空港カウンターは5:15から開きますので、その時間にあわせて空港内へ。 予約時にクラスJが取れなかったので、こちらのカウンターでリクエストしてみます。…いとも簡単にアップグレードできました。帰りの便なんて1Aが取れた…サファイア到達(予定)にふさわしいわ…。とりあえず、1便目と10便目(羽田発帰着便)の搭乗券を発見してもらいました。
ラウンジクーポンでサクララウンジへ
サクララウンジも5:15から入れます。寒いので、カフェオレで温まりました。この一ヶ月ほど前にようやくクリスタルに達成したのですが、このランクになると、ラウンジクーポンやクラスJアップグレードクーポンがもらえるので修行がぐっとラクになります。
1フライト目 羽田06:20→那覇09:05 JAL901
さて、第一便に乗りました。眠気に襲われ、飲み物も頂かずにひたすら寝ているうちに到着…。次の便までは1時間15分あるので、いったん制限エリア外に出ます。軽くパンを食べたり、お土産ショップを覗いたりして、早めに保安検査場に入ります。
…が、なぜか私のタッチ&ゴーの二次元バーコード使えず。
「複数のご予約情報が見つかりました、カウンターにお越しください」…というレシートが出てしまったので、上の階のカウンターに行ってみます。
(おそらく、羽田で一部搭乗券を出したので、タッチ&ゴーが使えなくなったものと思われます。修行等でたくさんのフライトをこなすときは、合間をみて搭乗券を発券してもらっておいたほうがよいです。到着してすぐ制限エリアで待つこともできますし)
…ところが、カウンターのお姉さん、実習生のようで、おそらく修行僧に慣れていない。「出せる分だけ搭乗券を出してください」とお願いしたのですが、えらく時間がかかりました…20分くらい?うち15分くらいはバックヤードに消えてしまう始末…。
しかし、修行僧はあくまで謙虚でいなければなりません。(ここ重要…だと思っている)。「すみません、次のフライトが迫っていいるので、すぐ出せる分だけ下さい」と伝え、次に乗る2便目、4便目、5便目という搭乗券3枚、出して頂きました。3便目は久米島で出してもられるので全く問題ありません。新人さん、ご迷惑をおかけしました。
2フライト目 那覇10:20→久米島10:55 RAC875
バスで搭乗する飛行機は、28番ゲートを利用します。機材はDHC8-400cc。CAさんひとりのタイプでした。 滑走路が混雑していて、5分遅れて飛び立ちました。…が、定刻通りの久米島着。
バスではなく、歩きで空港に入ります。久米島空港のカウンターで、おじさんに次の搭乗券1枚だしてもらいました。(3枚くらいは出してもらえます)25分しか乗り継ぎ時間ありませんので、さっさと保安検査を通過します。
ちなみに、久米島空港は到着口から制限エリアには直接行けません。(喜界、沖永良部など、離島の小さな空港はどこも制限エリア内だけで乗り降りすることはできません)。
空港が小さすぎると、搭乗口は”搭乗待合室”になっているので、折り返し便利用の修行僧でも直接制限エリアにアクセスすることはありません。なので、保安検査をいちいち受けなければならないので若干面倒くさいです…。
3フライト目 久米島11:20→那覇11:50 RAC876
あっという間に那覇に戻りました。搭乗口25と26の間にJALの乗継カウンターがあります。「今日はこれからもたくさんヒコーキに乗るんですけれど、搭乗券を出せるだけ出してください」と言ったら、笑顔のお姉さんがまだ発券していない4便分をすべて発券してくれました。
それまでの私の認識では「搭乗券は3便分ずつ発券」するものだと思っていましたが、臨機応変に対応して下さるみたいですね。
次の便まで1時間あるので、沖縄そばでも食べようかと思ったのですが、評判のよい空港そば(到着口出口すぐ)は行列が…。ちょっと時間がタイトだなと思い、出口階のコンビニで何気なく地元メーカー製造のアップルパイを買ってみました。
ナニコレ、おいしい…。ちょっとクッキー地ぽくて、サクサクして美味。思いがけない名物を見つけました。
この日の沖縄-久米島便のほとんどは琉球エアコミューター(RAC)ですが、次の2便はRACではなくJTA(日本トランスオーシャン航空)で、ちょっと大き目の機材。よってバスでの搭乗ではなく、ゲート27からボーディングブリッジで搭乗です。
4フライト目 那覇12:55→久米島13:30 JTA211
機材は 737-400。クラスJ設定はないのですが、前方4列まではクラスJ仕様の座席なので、空いていたら指定するが吉です。幸い2列目の広い席が取れてルンルンでしたが…なんだか全然飛び立たない…。滑走路混雑のため15分くらい遅れて到着する予定とのこと…朝夕の便だったら滑走路混雑もありがちだなーと思うのですが、日中でも要注意です。
次便は同じ機材で折り返しなので確実に乗れるハズですが、次の次の便は乗継ぎ時間が25分しかありません。だんだん心配になってきました。
5フライト目 久米島14:10→那覇14:45 JTA212
座ったのは8C。前の席がないので圧迫感がないかなーと思って選んだのですが、前方左側のCAさんから真正面の、悪目立ちする席でした…。
定刻から5分遅れ、那覇着陸も5分くらいで済んだのですが…ゲートにまだヒコーキが入っているようで、着陸してからしばらく機内で待たされました。
スケジュール的には14:45に那覇到着、15:10に那覇発(乗継時間は25分)という予定だったのですが、ようやく降機したのが15:05。冷や汗をかきながら走り出て、次の便の搭乗口28に向いました。すると搭乗口近くで「お乗り継ぎの(私の苗字)様~!」と地上係員さんが声を張り上げているではないですか!!
すぐに私ですっ!と声をかけて、一緒に搭乗口へ向いました。次の便はRAC。バス向って搭乗なので、焦る焦る。しかしバスには一人お客さんがいて、少しだけ気持ちがラクになりました。
無事に次の便に乗る事ができましたが、一日に何便も乗る場合、折り返し同機材を使う場合以外の乗継には最低でも30分はみておくべきだった、と反省しました。
ルール上乗継可能時間は20分です。機材の故障や天候の悪化で遅延することは覚悟の上でしたが、それよりも頻繁に起こるのが「滑走路の混雑」「(前の便が駐機していて)スポットに入れない」ということです。こういうことは頻繁にあります。
遅れることが見込まれた場合、(何往復もする場合は)一往復分キャンセルする、乗継ぎ時間がタイトなことを事前に地上係員に連絡をする(もちろん旅客情報は地上係員に入っていますが、できるだけ乗継ができるよう最善の策を考えてくれる)、など臨機応変な対策も考慮に入れなければならないと思いました。係員のみなさま、ご迷惑をおかけしました…。
6フライト目 那覇15:10→久米島15:45 RAC879
前便でバタバタとしていたら、ぐったり疲れが押し寄せてきて、この便と折り返し便はもう意識が朦朧としていました…。
久米島空港では降機して、地上を歩いてこのドアの向こうの搭乗待合室をみながら、制限エリア外に出ます。このドアに係員さんがいたら、声をかけて待合室に入れてくれるかもしれませんが、今回4往復して、一回も見かけませんでしたので、基本的には(すぐ乗継をする場合でも)手荷物検査を受けなければなりません。
7フライト目 久米島16:10→那覇16:45 RAC880
疲れマックスでもうグッタリです…腰とお尻が痛く、まっすぐ座っていられない…が、上空からの眺めは美しい~
ボンヤリしている間に那覇に到着。乗り継ぎ時間は45分ありますが、激疲れのため搭乗口前でボーっとしていました。
8フライト目 那覇17:30→久米島18:05 RAC881
久米島に着いたらもうあたりは真っ暗。那覇空港で沖縄そばを頂くタイミングを逸したので、久米島空港で久米島そばを食べました。
お店のおばちゃんの感じがよく、お味もおいしかったです。ブルーシールのアイスクリームも頂けます。
9フライト目 久米島19:10→那覇19:45 RAC884
那覇に戻ります。久米島発最終便のため、とても空いていました。気流が安定しないため、終始シートベルトサインが点灯していました。…那覇空港に戻ったのは8時頃。もうお土産屋さんが店じまいをしていました。
大急ぎでこんな感じのお土産を購入して、いよいよ本日の最終便=50フライト目。羽田に戻ります。
10フライト目 那覇20:50→羽田23:00 JAL922
1Aに座りました。国際線仕様で、モニターと、こんなに派手なリモコンが…。単なるクラスJなのに、隣席との間にパティションまであります。JGC修行の旅はこの日で最後ですので、ヨロコビを噛み締めながら帰着しました。
1日10フライトを終えて…オススメできる?!
さすがに疲れました。結論からいうと、少し無理がありました。理論上(?)は可能ですが、あまり強くはオススメできません。ただ、「一便遅れたら影響の出そうな便のキャンセルも考慮に入れよう」というような心構えであれば、効率的にフライトをこなせる計画ですのでオススメします!
何度も何度も飛行機に乗り続け、疲れと暑さでヘロヘロになったり、前便と同じクルーさんから「お帰りなさい」なんて声をかけられて恥ずかしかったりしましたが、ますます修行の魔力に憑りつかれてしまいました。こうなったら、次はANA修行です!
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